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【インデックス】
 1.病院におけるBPO
 2.アウトソーシングの落とし穴
 3.BPO適用の考え方
 4.パートナー選び

【事例紹介】
 1.電子カルテシステム運用



1.電子カルテシステムの導入


 当院のシステム導入方針はマルチベンダーによるオープンシステムの構築であり、電子カルテ及びオーダリングシステムとの接続について、 各部門システムとのシームレスな連携が要求されました。本システムの導入にあたり当社の役割は十数社のベンダーを取り纏める「扇の要」となり、当院の要求事項を確実に吸い上げ、各ベンダーと連携して 確実に要求を実現させることにありました。
 導入期間の1年もの間、当社は導入メンバーを常駐させ、全ての部門との定期的な打合せを通じて要求事項と実現方法及び運用方法とのギャップを丁寧に埋めていく活動を行いました。この活動により、 お互いの信頼を醸成する事ができ、マルチベンダーによる病院全体システムを無事にカットオーバーすることができました。


2.当院におけるBPOの必要性

 当院の電子カルテ稼動は段階稼動が予定されており、第一段階でフルオーダリングシステムの稼動を行い、 運用が落ち着いた段階で第二段階の電子カルテ稼動を行うというものでした。システム全体は一度に導入するものの段階稼動を行うため、長期に渡る運用支援体制が要求されていました。 また、電子カルテシステムに対する継続的機能改善も要求されており、システムの運用・保守管理を行いながらシステム開発も行うという正に包括的なアウトソーシング(BPO)が必要でした。
 公立病院である当院は定期的な人事異動が行われる為、大規模なシステムが導入されてもシステム管理に対する専門家の恒久的配置は難しいという問題を抱えていました。 また、マルチベンダー構成という事もあり各部門システムの保守やベンダー間の調整等に関する管理もシステムにあまり詳しくない担当者にとっては頭を悩ませるものでした。 BPOはそういった継続的な専門性の保持と管理業務の簡素化という課題も解消することができると判断されたのです。

3.現在のBPOを介した当院と当社の関係

 現在、病院全体としての大規模なシステム導入は一段落し、第二段階として全体運用のレベルアップや電子カルテ個別機能の利便性追求、 経営情報への活用等々、当院として全体システム運用の応用編に突入してきています。
 その中で当社は、各診療系委員会と病院事務局や各ベンダーと病院との調整役を担ったり、病院経営に関する事務局の相談相手となったりと病院そのものの機能に深く関わり、その一役を担っています。 BPOを介して、単なる発注者と業者の関係ではなく、より高度で強固なパートナー関係を築いているのです。


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